【財務分析】株式会社ビックカメラ 人気株主優待銘柄

財務分析

【財務分析】はじめに

本ブログでは、理系出身MBAホルダーの私が、財務分析をします。企業の安全性、収益性、安全性を分析し、皆さんの勉強や投資に役に立つ情報を発信していきたいと思います。そして、MBAや外資系企業でマネージメントをしている中で得た経験、大学を出てIT企業でエンジニアなどをしていた中で得た経験から、ビジネスにも役に立つ情報をここで書いていきたいと思います。

※本ブログで書いている分析内容などに誤りがあったとして、皆さんが投資などで損失を被っても、責任は負いませんのでご理解ください。

今回は、超人気株主優待銘柄のビックカメラを分析します。2018年度までのデータとなります。

成長性

企業の売上高や営業利益などがなぜ伸びているのかを分析します。
有価証券報告書、決算説明資料などで調べてみましょう。

<ポイント1>ジワジワ成長を続けている。

売上高を伸ばしつつ、全体的に利益も伸ばしているため、Amazonのように、オンライン通販の会社が強くなっている中で、素晴らしい実績だと感じました。

収益性

企業の儲ける力を分析します。

<ポイント1>ROAは横ばい

ROA=営業利益÷総資産です。投資した資産がどれくらい利益を生み出しているかを示します。
同じ業界で他社と比較すると、会社の稼ぐ力がわかります。
他業界と比較する、業界の特徴がわかります(多くの設備投資が必要なインフラ業界、設備投資が少なくて済むIT業界など)。

ビックカメラのROAは横ばいであり、資産は成長しているが、収益性も変わっていないことがわかる。

<ポイント2>売上原価率や販管費率も横ばい

売上高原価率=売上原価÷売上高です。例えば、売上高原価率が上がった場合、以下の2パターンが考えられます。
 A:原材料費などが上がり、売上原価が上がる。
 B:競合との競争で販売価格が下がり、売上高が下がる。
→Bの場合だと、会社の将来が心配になりますね。
 ※販管費も同様の考え方です。

ビックカメラの数字はほぼ横ばいで、原価率を上げるなどの値引きしすぎな状態になっていないのではないかと思います。

 
<ポイント3>回転率は全体的に微減

回転率は全体的に低下傾向にありますが、大きな落ち込みもなく、変化がないと思ってよいレベルかもしれません。

 

安全性

財務面の安全性を分析します。

<ポイント1>安定している流動比率

流動比率=流動資産÷流動負債です。短期的に支払わなければならない負債と支払いに使えるお金の比率を示すイメージです。
一般的には200%を超えていれば良好とされています。ビックカメラは125%前後を推移しており、これからの動向が気になります。

<ポイント2>負債は低下傾向

負債比率=負債÷純資産です。自分の資産(純資産)と借金(負債)の比率を示します。
負債比率が多すぎると、利息の支払い負担が増します。一般的には100%以下が良好とされています。

インタレストカバレッジレシオ=(営業利益+受取利息等)÷支払利息です。
支払う利息に対して、何倍の利益を稼いでいるかを示します。明確な基準値はありません。

<ポイント3>固定比率も安定的に横ばい

固定比率=固定資産÷純資産です。工場や店舗などの資産をどれくらい自己資金で賄っているかを示します。
一般的には100%以下が良好とされています。

【補足】固定長期適合率

固定比率が100%より多い場合、固定負債を考慮した固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+純資産)を考えます。
長期的に使う固定資産なので、自己資金+長期的に返済する固定負債で賄っていれば良いとう考え方です。目安は同じく100%以下です。

キャッシュフロー(CF)

<ポイント1>営業キャッシュフロー(CF)が長期的にプラス

企業活動でどれくらいお金を稼いでいるかです。ずっとプラスの状態であり、よい状態にあると思います。

 
<ポイント2>投資CF、財務CFについて、投資をしつつ、負債は返済

成長している企業では、企業活動で稼いでいるお金(営業CF)以上に設備投資などが必要になります。投資CFが大きなマイナスとなります。 設備投資のための資金を得るために、資金調達をすれば財務CFはプラスになります。
ビックカメラでは、負債を返し続けている上、さらに投資を続けている点は、上手く財務面をコントロールしながら、攻めるところは攻めているのがうかがえます。

<ポイント3>フリーキャッシュフローはプラス

フリーCF=営業CF+投資CFです。企業活動で稼ぐお金と設備投資などに必要な資金の差です。
企業が必要な設備投資などを行った上で、ある程度自由に使えるお金を示します。大きなマイナスが続けば、資金調達が必要になるでしょう。ビックカメラにおいては、基本的にプラスなので、問題ないと思います。

※有価証券報告書データ更新日:2019-11-18

【財務分析】まとめ

人気株主優待銘柄であるビックカメラの分析を行いました。企業としての懸念がないので、非常に安心感があると思いました。今後、比較のために、ヤマダ電機も見ていきたいと思います。

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