【死ぬときに後悔すること】はじめに
最近、「ひすいこたろう」さんの書いた「あした死ぬかもよ?」を読んでいて、アメリカの90歳以上のご老人にしたアンケートで、「90年の人生を振り返って唯一後悔していること」についての回答したところ、90%が同じ回答だったそうです。それが
「もっと冒険しておけばよかった」
あした死ぬかもよ?
だったそうです。
この90%の数字の根拠を知りたくて、研究を調べたのですが、どうしてもデータソースが見つからず、自分で見つけてきた研究を書こうと思いました。
今回、私が見つけてきたのは、カナダの大学で出された、「The ideal road not taken: The self-discrepancies involved in people’s most enduring regrets. Davidai, S., & Gilovich, T. (2018).」です。
今回は、人生において、後悔したくない方や、チャレンジできていないと感じている方、MBA取るにあたり、挑戦するか悩んでいる方向けに書きたいと思います。
【死ぬときに後悔すること】最新の研究が示すデータ
まずこの研究の中で示されている一番重要な点は、「76%の人にとっての最も大きな人生の後悔は、理想の自分につながる行動をとらなかった事」だった。90%という数字は見つからなかったが、やはり多くの方が、冒険・行動を起こさなかった事に後悔しているという事です。
理想の自分になれるよう、行動しないことが多くの後悔を生んでいることが分かった。後悔をしないしないために取るべき行動が、この「あした死ぬかもよ」にまとめられているので、一部を紹介したい。
【死ぬときに後悔すること】失ってから気が付くもの
本の中で紹介されている内容として、家族を失った方の話について説明する中で、以下の文章がありました。
人は、失ってから始めて幸福に気がつく。
「あなた死ぬかもよ」
この内容を読んで感じたところは、今存在しているものに対しては、人は幸せを感じにくいという事です。以前、プロスペクト理論について、記事を書きましたが、人は、参照点からみて損するか得するかで幸福感が決まるため、妻や親、恋人、子供がいることが当たり前になってしまい存在していることが参照点になっています。
そのため、家族が生きているだけで感謝を感じる人は少ないでしょう。一方で、この本では、そんな幸福って気づいてますか?というのを投げかけています。
このように、日々生きている中で、感謝できていないことはたくさんあります。そこに気づけると、日々の人生はより幸せになるでしょう。
【死ぬときに後悔すること】やりたいことを、いつやるのか
本の中では、様々な紹介がされています。その中でも、今決断を迷っている人にも読んでいただきたい章が第二章です。「ドリーム(夢)を生きる」という章ですが、ここでは、自分が夢をかなえるために、後悔しない人生を送るために必要な事を書いています。
死を意識したときに、夢に向かって、行動を起こすのは、今だという事に気づかされます。そして、「無理なくできることをやる」ように書いています。これは私も同じ考えですが、今やりたいことのスタートが切れない場合、そんなに強い想いを持っていないと考えています。
そういう場合は、長く続かないので、もうやらないという選択肢を取ります。自分がやりたいことに常に全力であるために、やらないことを決めるのも重要でしょう。
【死ぬときに後悔すること】10の後悔
この本では紹介されてませんが、一般的に多くの場所で言われている人生でやらないことで後悔する10のことについて下位から書きたいと思います。
10.外国語を学ばなかったこと
9.働きすぎないようにできなかったこと
8.自分の感情をもっとうまく表現できなかったこと
7.健康に気を付けなかったこと
6.ロマンチックな関係を築けなかったこと
5.心配しすぎたこと
4.慣れた環境から離れようとしなかったこと
3.周りの人を助けなかったこと
2.自分に対する期待ではなく、自分の夢を追い求めなかったこと
1.大切な人と多くの時間を過ごさなかったこと
このように、人は多くのことで後悔します。私は心配性なので、5番目は当てはまりますし、自分の夢だけを追い求めてはいません。全部はできませんが、この中でできることを少しずつ意識していくことで、自分の人生をより良いものにできると感じています。
【死ぬときに後悔すること】まとめ
今回の記事のまとめですが、スキルという事だけでなく、生きていくという事をたまに見つめなおすために良い本だと思います。日々忙しく仕事をしていると、本を読む時間が減るかもしれませんが、1時間くらいで読める文章量なので、好きなところだけ読んで、自分の人生を見つめなおしてみるのも良いと思いました。
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