【日本の携帯電話普及率】他の国と比較してみた

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【日本の携帯電話普及率】どのくらい?

日本に住んでいると、携帯電話も固定インターネットもあって当たり前の生活かもしれません。前回、ブロードバンド普及率についての記事を書きましたが、今回は、携帯電話普及率です。日本では2010年くらいにスマートフォンが各キャリアで出始め、この10年でものすごい勢いで、高速化され、様々な機能が付きどんどん便利になっていく中で、もう生活になくてはならない、依存に近い状態にまでなってきている方が多いのではないでしょうか。

通信費も安く、格安SIMを使えば、1か月1,000円くらいで電話番号付きのモバイル通信を行うことが可能です。ここまで安い状況の日本では、携帯電話普及率が139.2%となっております。日本では、仕事で使う携帯電話と個人で使う携帯電話が分かれていることが多いのも特徴として、端末台数を押し上げる要因になっているかもしれません。

この携帯電話普及率ですが、世界で見ていくと、実は、国によって大きく異なります。日本がどのような位置づけなのかを見ていきましょう。

【日本の携帯電話普及率】世界の普及率を見てみよう

下は、総務省の国際通信事情のページのデータを参照して、特徴的な国を入れて作ってみた縦軸が加入者数で、横軸が普及率の散布図です。携帯電話加入者について、普及率という点では、中東のUAEが群を抜いて高い位置にいる。一方で、人口が少ないため、1人に2台持っているような状況でも、加入者数は2,000万人程度という状態である。この中で日本は真ん中に位置している。

英国や米国は、会社の携帯電話はBYOD(Bring your own device)といって、自分の携帯電話を利用しつつ、料金を一部補填してもらう形が一般的なため、普及率は高くないのであろう。唯一、今回調べた中で100%を切るインドであるが、それでも86.9%の普及率であり、毎年数ポイントずつ成長している状況のため、あと数年もしないうちに100%を超えてくることは見えている状態である。

そして、前回同様、このグラフも対数表示である。UAEと中国を比べるうえで、対数で表示しない限り、差がありすぎてグラフとして非常に見にくい状態になってしまうため、まずは対数のグラフでお見せした。特に、ここで表示しているシンガポールは、145%の普及率でありながら人口が少ないため、約840万加入者である。それでは、対数をやめて、どのくらいの差なのかを見てみよう。

【日本の携帯電話普及率】桁違いの市場規模

下が、対数を外した時の散布図です。当然ですが、日本医科は、グラフの恥に追いやられ、いかに市場の大きさに違いがあるのかが見て取れます。日本と中国の差は、9倍程度あり、いかに差が大きいのかわかります。また、前回のブロードバンドの記事でも書いた通り、この規模のネットワークを動かすとなると、非常に優秀なエンジニアが必要であり、このネットワークを維持管理するのは、並大抵のことではありません。

このグラフで特徴的なのは、インドと中国の2つの国でしょう。特に、これからの伸びしろという点では、インドは、まだまだ伸びそうです。というのも、普及率は100%を超えると、そこから先は、ビジネスでの利用などで2台以上持つ人がどのくらいいるのかというところが大きく関係してきますので、その点ではインドは、さらに20%くらいの増加は、容易に想像できます。そうなると、中国の加入者数に肉薄してくる状況にあり、世界の携帯電話市場の半分以上がインドと中国という状況になるでしょう。

当然、ここを狙っている事業者は多いと思いますが、中国はご存じの通り、Huaweiという非常に強い技術を持った企業があり、この市場を取っていくのは非常に大変です。そのため、米国などの企業は他の市場を見るのでしょうが、その時に、インドはもちろん非常に魅力的ですが、日本も比較的に魅力があるのは見て取れると思います。

5Gの市場がどうなっていくのか

先ほどのグラフは、今後の5Gによる市場への影響という観点でも面白いデータです。再度、ブロードバンド普及率を見ていただければわかりますが、インドは、ブロードバンド普及率が1.3%と非常に低い国です。5Gが出てきて、理論値20Gbpsで、実測200Mbpsなど出てしまえば、もう固定回線を引く必要性は感じないでしょう。

日本人は固定回線があるのが当たり前なので、たまに通信が切れるなんてことがあれば、イライラするでしょう。インドの方たちは、もうそういうのは慣れっこです。ある意味、ワイヤレスネイティブな人たちが、モバイルネットワークを前提にすべてのサービスを作っていくとしたら、日本は太刀打ちできないかもしれません。

「インド人は鍛えられ方が違う」という表現が出てきてもおかしくないような時代が来るかもしれませんね。5Gを通じたサービスで動画配信などの市場が伸びるという話がありましたが、同時に、固定回線の市場はどんどん縮退するかもしれません。

今も日本では固定インターネットが引けないようなマンションがあります。このようなマンションであるかを確認する必要なんてなく、ただ5Gのルーターを持ち歩けば、引越し先でも初日からインターネットができて、もう引越しの住所変更すら後からすれば問題ない世界が来るでしょう。

その時に固定インターネットの普及率が高い日本やイギリス、アメリカは、一周回って、時代遅れになるなんて日が来るかもしれませんね。

【日本の携帯電話普及率】まとめ

今回は、前回のブロードバンド普及率に連続して、携帯電話普及率について書きました。きっと、今後の固定インターネットと、ワイヤレスである携帯電話の優位性が逆転する日も来ると思いますが、それはまだ日本の場合、5Gがちゃんと普及する5年くらい先の話だと思いますので、この市場の動向をしっかり見ていきたいと思います。

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