【海外進出】これが東南アジアの現実、CCTV設置は場所だけじゃない

知っておくべきIT情報

ITに関する情報をなぜこのブログで発信するのか。

このブログは財務分析や会計に関する情報を発信するために、立ち上げているサイトです。一方で、企業活動をする上でITという視点を抜きにすることはできません。そこで、ITに関する情報を発信させていただきたいと思います。私自身、IT業界に15年以上おり、国内外含め、ITインフラからアプリケーションまで関わってきた経験があるため、その時の経験も踏まえて情報発信させていただけたら、役に立つ方もいるのではないかと思って発信させていただいています。

【海外進出】IT担当ではなく、出向社員がCCTVの設置も検討

特に、今回は東南アジアに進出するにあたり、CCTVを設置する企業が非常に多いのですが、設置で回避しきれないリスクなどについて書きたいと思います。

CCTV(closed‐circuit television、監視カメラ)は製造業やコールセンターであれば、設置されているのが一般的だと思います。

日本ではIT担当や工場のファシリティー担当の方が設計するので、色々なリスクを考慮できると思いますが、海外で工場を立ち上げる時は、経理担当の方が入れたり、何でも屋さんになってる出向社員がとりあえず入れてしまうという状況があったりします。

そこで、今日はCCTVの導入について、その意味と現場で起こる現実について解説したいと思います。

【海外進出】CCTVを設置するメリット・デメリット

東南アジアのCCTV設置において、CCTVを設置するメリットは大きいです。

例えば、ローカル社員で製造業の工場勤務の方がいたとします。国によってかなり開きがありますが、彼らの給与が月に5万円だとして、工場で使っている部品は1個5万円で売れるとします。そうなると、ばれないように50個売ってしまえば、4年分の年収になってしまいます。

部品を盗むなんて言うことは日常茶飯事です。さらに、質の悪いことに、例えば会社を解雇された職員が倉庫に忍び込むなんてこともあります。日本でも同じようなことは起こるでしょうが、その頻度が違います。

そこで、簡単にCCTVのメリットとデメリットを下に書きます。

まずはメリットです。・従業員や部外者の盗難の抑止力になる。
・従業員への無言のプレッシャー(すみません、メリットかわかりません)
・何か起きてしまったときの証拠になる。
・業務で従業員の効率や動線を確認して改善につなげやすくなる。
・夜間の動物などの侵入を検知できる。

製造業、飲食、小売りや物流は、レジを撮影したりラインや倉庫を撮影するのを目的に一般的にはCCTVを付けますが、普通のオフィスも不審者や盗難のリスクがあるため、CCTVを入れている企業がほとんどです。一方でデメリットは以下の通りです。・従業員を監視しているという不信感につながる。
・監視カメラの動作状況をモニターする必要がある。
・監視カメラを購入し、ケーブリングもしなければならない。意外と高い。
・抑止力にはなるが、盗難を検知できるレベルにはない。

CCTVで見られているというのが嫌な人もいますので、途中から導入するよりも、監視カメラは最初からあったほうが良いですね。従業員がYouTubeばかり見ているので、解雇する時の証拠にしたいという依頼をもらったことがありますが、他の従業員も監視しないといけないため、最初からCCTVを設置したほうが良いというのが私の意見です。

【海外進出】CCTVを設置する際に考慮するべきこと

CCTVを設置する際に、見積もりに含まれてくるのは以下でしょう。・カメラ(アナログやデジタル)
・レコーダー
・ケーブリング費用
・設計、設定費用
・ドキュメント費用

上記の中で、アナログカメラやデジタルカメラが良いのかという議論は色んなところで出尽くしていますので、触れません。小売りや飲食であれば、安く抑えられる可能性の高いアナログカメラ、製造業や倉庫のような広い監視が必要な場所は社内のネットワークを共有できるデジタルカメラをお勧めします。

レコーダーについては、カメラの増設の可能性と録画期間を支持してあげれば、基本的にはベンダーで上手く見積もってくれます。

ケーブリングや設計、設定費用などは業者によるので、相見積もりを取るなどして確認してみるのもよいと思います。

最後のドキュメント費用は、事前にしっかり確認するべきですが、CCTVをどういうケーブルルートでどこを監視してるかすらドキュメントしない業者が多々います。

出向社員は3年から7年くらいで異動される方が多いと思いますので、必ずドキュメントに残してくれる業者を選びましょう。社内のローカルITや総務担当にお願いするのも一つです。

そして、ここからが非常に重要なポイントです。

ベトナムやマレーシアのCCTV業者と仕事をしていた時に、現場で教えてもらったCCTV設置の際の注意点について教えてもらった事の中に、CCTVが壊されるという事だけじゃなく、レコーダーが盗まれる可能性を考慮しなさいと教わりました。

内部犯行ですかね。。。

とうことで、私が言えることは、設置の際は以下の事を必ず注意してCCTVを入れましょう。・レコーダーはサーバーラックに入れて鍵をするか、
誰も知らない天井裏などに置く。
・データのバックアップを年に3回程度取って別の拠点に保管しましょう。
・レコーダーの位置を知っているのは特定の人物に限定しましょう。
・ベンダーにレコーダーの位置は契約者本人にしか開示させないようにしましょう。

【海外進出】事前に検知するソリューションは無いの?

最近は顔認証なども進み、ふるまい検知なんかのソリューションも増えてきました。ただ、顔認証は内部犯行の場合はあまり機能しないでしょうし、ふるまい検知はこれからの技術って感じです。

最近、「フジテレビ でんじろうのTHE実験」を見ていたら、なんと事前に怪しい人を検知する仕組みを持っている会社があるんですね。

ELSYS JAPANという会社みたいですが、世界のイベント会場などにソリューションが入っているようで、テロやソチオリンピックでも使われているソリューションでした。そして、検出率がすごいのかソチオリンピックは事故が全くなかったみたいです。これ、私がいた時にあればよかったのになって本気で思います。。。

気になって、もう少し調べたら、東南アジアにも、ELSYS ASIA SECURITYという子会社?作っているので、もしよかったら、CCTVのついでにこういう所に声をかけたら、事故も未然に防げる確率が上がるのかもしれません。

【海外進出】まとめ

CCTVの設置について、気を付けるべきポイントをまとめました。事故の無い会社運営が一番なのですが、現実はそうも言ってられません。設置位置も含めて、監視環境を整えてください。セキュリティーという観点でも、これからも発信していきますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。

また、東南アジアで海外転職・海外就職したい方がいたら、【公式】第二新卒エージェントneoが圧倒的にお勧めですので、ぜひ登録してみてください。私が過去に使っていたエージェントの中ではアフターフォローも含めて非常に良かったので、お勧めです。また、大学や高校新卒で海外就職したい方も登録していると良いと思います。

皆さんに役立つ学習、投資やビジネスに関する情報を発信できれば思いますので、以下のリンクもチェック、チャンネル登録、フォローしていただけると嬉しいです。
YouTube:動画で学べるビジネス商学チャンネル
Twitter:https://twitter.com/WXbrl

タイトルとURLをコピーしました