【WANとLAN】を解説 ビジネスプランニング必須知識

知っておくべきIT情報

ITに関する情報をなぜこのブログで発信するのか。

このブログは財務分析や会計に関する情報を発信するために、立ち上げているサイトです。一方で、企業活動をする上でITという視点を抜きにすることはできません。そこで、ITに関する情報を発信させていただきたいと思います。私自身、IT業界に15年以上おり、国内外含め、ITインフラからアプリケーションまで関わってきた経験があるため、その時の経験も踏まえて情報発信させていただけたら、役に立つ方もいるのではないかと思って発信させていただいています。

【WANとLAN】意味となぜ知るべき知識なのか

通信業界の方なら最初に知る単語のレベルであるWANとLANについて、解説します。初めに、WANとはWide Area Network、LANとはLocal Area Networkの略です。これは、簡単に言うと、社外と社内の通信ネットワークを分ける言葉です。WANが社外の通信網、LANが社内の通信網です。

この言葉をビジネスをする上で知る意味ですが、昨今では、クラウドサービスなどが使われるようになってきているのもあり、社内でサーバーを立ててサービスを使うのか、社外のクラウドサービスを使うのかなどで、大きくビジネスプランに影響を与える可能性があります。

そこで、本ブログでは、このWANとLANを知ることで、ビジネスプランニングで考慮すべき点を挙げていきたいと思います。

【WANとLAN】は簡単 一枚の絵で解説

WANとLANを以下の絵に簡単に書いてみました。LANという点線で囲まれている左側が社内で、WANという点線で囲まれている右側が社外です。

WANとLANとは単純に社外か社内かという認識で思っていただいてよいです。厳密にいうと、大規模でセキュリティーレベルの高い企業などは、閉域網というインターネットを通らない通信を店舗間で行ったりしますが、ほとんどのケースでビジネスプランニングの段階でそんなサービスを検討する必要は無いでしょう。

【WANとLAN】サービスに係るメリットとデメリット

メールや、経理システムなどのサービスを利用するにあたり、WAN側とLAN側のどちらを利用すると、何がメリットで、何がデメリットになるのかを説明したいと思います。これを理解すれば、ビジネスプランニングする際の検討で、悩む必要がほとんどなくなります。クラウドサービスなどがあり、今後、重要度の高いWANから解説します。

WAN側のサービスを利用するメリットとデメリット

メリット

・多種多様なクラウドサービスが受けられる。

・クラウドサービスを利用する場合、社内で作りこむサービスやアプリよりも、価格が安いことが多い。

・社員数が増えた場合の自社通信設備投資がインターネット増強以外ない。

・サービスなどを作る場合、需要の増減が大きくても、必要に応じて性能を変えられる。

デメリット

・セキュリティー面で不安に思う方が多い。

・障害などでインターネットが使えない場合に、サービスが使えなくなる。

LAN側のサービスを利用するメリットとデメリット

メリット

・自社に物理的にサーバーなどがあるので、安心感がある。

・社内にあるのでセキュリティーも高いと感じられる。

・既存で設備を持っている場合は、使いまわすことができる。

デメリット

・サービス提供などでは、設備増強のコントロールが難しく、過剰投資や機会損失につながる恐れがある。

・イニシャルコストが高くなることが多く、ITコストが事業の利益を大きく圧迫することがある。

・セキュリティー面で、安全であるというのは、PCやサーバーのウイルス感染などのリスクを考えると、クラウドサービスのほうが良いことがある。

【WANとLAN】ビジネスプランニングに入れるコツ

MBAやレポートで、プランニングを書く場合に、サービスを自社内に置くのか、社外に置くのかで最初にかかるコスト、人件費、アプリ利用料に大きく影響を与えます。そこで、どんな感じに考えるべきかをざっくり解説します。

初めに、クラウドサービス(WAN側サービス)を使うときに下のような書き方をすると、それっぽくなります。

「本サービスは、需要予測が困難であり、初期費用を抑えつつ、需要の増加に柔軟に対応することが可能なIT設備を用意する必要があるため、クラウドサービス上にサービスを構築し、需給バランスを取りやすい環境を作る。」

WANで、例えば、クラウドサービスを使う場合は、AWS(Amazon Web Service)というプラットフォームがありますので、そこで必要になるコストをはじくのが良いと思います。サービスを作る場合、アプリの費用(自社開発かアウトソース)とアプリを運営する人の人件費などがかかります。

次に、例えば、LAN側を利用する場合は、以下のような書き方があるかもしれません。

「弊社は本社にサーバールームを持ち、新規事業を行う上で必要なサーバーリソースを追加投資なく開始することが可能なため、社内のサーバーを利用する方針を取る。」

自社のサーバーを利用する場合ですが、1から立ち上げるとなると、結構なコストがかかります。簡単に言うと、サーバーも1台買うのに安くても100万円などかかったりします。さらに、それがどのくらい冗長化されているかなども検討すると、値段が倍くらいになったりします。サーバーを管理する人の人件費までかかります。需給コントロールが難しく、ユーザーの増加についていけないなどが出てきます。

私はビジネスプランニングを書くなら、クラウドサービス利用か、自社のサーバー利用かで行くと、かなりクラウド押しです。理由としては、ビジネスプランニングを書く場合に、成功プランと、そこそこのプランの2つ作る場合などに、個別にサーバー増強費用などを計算するのが面倒なので、売上に応じて、アクセスも同じくらい伸びると仮定して、比例でコストを増やせるからです。

もし皆さんもこだわりがそこになければもっともらしい理由を書いて、クラウドサービスでプランニングを書く練習をすることをお勧めします。

【WANとLAN】まとめ

今回は、WANとLANについて違いをまとめました。ビジネスプランニングを書くにあたり、細かいこだわりは必要ないかもしれませんが、最低限、クラウドサービスを選んだのかなどを説明できると良いと思い、この記事を書きました。

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