【クラウドの活用】通信回線速度の選び方 IT系エンジニアが伝授

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【クラウドの活用】この記事を読んでいただいたら分かること。

IT系でエンジニアをしたことない方が、ビジネスプランニングを書く際や、経営企画をする際に、クラウドサービスを利用するとなると、通信回線の選択をする上で、速度は非常に重要なファクターですが、大きなデータをやり取りする場合、通信速度はビジネスのボトルネックになります。そこで、この記事では、通信速度って、思ったより速度でないから、どれくらいバッファーを積んだらよいのかを書きたいと思います。

【クラウドの活用】回線速度を間違えるとひどいことに

クラウドサービスを利用する場合、必要なサービスに十分な品質と速さがなければいけません。IT業界では、営業の子でしたみたいな子がいます。

ハヤシさん
ハヤシさん

ピカイチ先輩、広告系のお客様が新しい通信回線を入れたいみたいです。お客様の顧客に依頼されて速い回線が必要みたいなんです。

ピカイチさん
ピカイチさん

どのくらいのデータを送るんだい?

ハヤシさん
ハヤシさん

1つの動画が100ギガByteくらいなんです。

ピカイチさん
ピカイチさん

かなり大きいね。それは、どのくらいの時間で送る必要があるのかな?

ハヤシさん
ハヤシさん

10分くらいです。そっか、そしたら、1ギガの回線で100秒ですね!

ピカイチさん
ピカイチさん

おいおい、その計算どこで教わったんだよ。今から、ちゃんとした計算方法教えるな。

【クラウドの活用】通信回線の計算方法

メールだけなら良いのですが、先ほどのやり取りのように、大きなデータをやり取りするときは非常に重要です。そのため、この計算に必要な要素をすべて解説します。

単位を知りましょう。

通信やデータを扱うと、K,M,G,Tという単位をよく見ます。例えば、100Mbps、10GByte、1TByteという書き方をします。例えば、1km(キロメートル)と書いたら、これが1,000m(メートル)だという事はわかると思います。それぞれ、10の3乗していくと、単位が変わります。つまり下の通り。

1K(キロ) = 1,000

1M(メガ) = 1,000K = 1,000,000

1G(ギガ) = 1,000M = 1,000,000K = 1,000,000,000

1T(テラ) = 1,000G = 1,000,000M = 1,000,000,000K = 1,000,000,000,000

通信はbps(bit per second)で表現

通信回線は、bit per secondという、1秒間に1bit(ビット)送るという意味になります。bitとは、0,1信号の最小単位です。そのため、通信回線は、100Mbps, 1Gbps, 10Gbpsといった形で書きます。

さらに通信回線では、ダウンロードとアップロードの速さも違うことがあります。

データ量はByte(バイト)で表現

一方、データはByteという書き方をします。実はここで間違いが発生します。通信のデータ量は1Byte = 8 bitなんです。つまり、0,1信号を8個合わせて1Byteというまとまりにしています。1ダースとかと似た感覚ですね。そのため、PCのデータなどは、基本的に、650KByte, 80MByte, 100Gbyteなどと表現します。

この8個のまとまりは実は、0と1の信号なので、2進数であり、2の8乗=256種類の表現ができます。英語の表現にはちょうど良く、アルファベットや記号などを収納するのには十分な数字なのです。もっと小さくてよいのではという人もいますが、議論の中で8bit = 1Byteというのが決まりました。

伝送効率と共有人数という概念がわかればもう準備は完了

最後に、通信回線を利用したら、結果的に遅くなる点を少し解説します。ここは、すごくザックリ解説しますので、興味のある方は、ネットで調べてみてください。

通信するうえでは、伝送効率といって、通信の効率を示す数字があります。例えば、いろいろな通信の効率を下げる要因が存在します。日本国内の通信であればよいですが、ブラジルとの通信だと、距離が遠いので効率は落ちます。共有型のインターネット回線でだと、利用者が増えると、遅くなります。

さらに、オフィスの中で、共有人数が10名だとしたら、同時に2名の方が動画をアップロードすることもあるでしょう。そうなると、速度は半分以下になります。

具体的な計算

では、これらの知識を踏まえて、今回、例に挙げた具体的に下の問題を解いてみましょう。今回、クラウドサーバー側のスペックは考慮しません。

100GByteのデータをクラウドプラットフォームに10分で送りたい。伝送効率は不明なので、50%とする。共有人数はオフィスに30人いるとして、同時に2名の人がアップロードすることはあると考える。

この場合、1Gbps回線、10Gpsの回線でどちらも条件を満たせるか検討せよ。

計算式)

1.データ量をbitに変換

100GByte = 100G x 8bit = 800Gbit

2.通信回線の速度を伝送効率や共有人数を加味して計算

1Gbps x 50%(伝送効率) x 50%(同時に2人なので半分) = 1,000Mbps x 50% x 50% = 250Mbps

10Gbps x 50%(伝送効率) x 50%(同時に2人なので半分) = 10,000Mbps x 50% x 50% = 2,500Mbps
※2,500Mbpsは通常2.5Gbpsと書きますが比較のため、そのまま。

3. bitに直したデータ量を時間に換算

800Gbit ÷ 250Mbps = 800,000Mbit ÷ 250Mbps = 3,200秒 ≒ 53分

800Gbit ÷ 2,500Mbps = 800,000Mbit ÷ 2,500Mbps = 320秒 ≒ 5分

上の記載から、10分で動画が送れる可能性が高いのは10Gbpsの回線です。そうなると、そもそも10Gbpsのサービスはまだ一般的ではないので、10分で送れるようにするという要件を変えていく必要があります。または、多額の月額費用を出していただいて提案するかです。このように、ある程度、ざっくり通信回線についても、見ておかないと、そもそもの運用を考えていないビジネスプランニングになってしまいます。

【クラウドの活用】まとめ

今回は、ビジネスという視点で、通信回線が会社の運用に影響を与えるという視点から、必要回線速度の計算について書きました。クラウドサービスなどを提案する場合は、この記事も参考に金額を算出していただけたらと思います。

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