【EC業界基本用語】Amazonが使っているGV、SI、CVR

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ITに関する情報をなぜこのブログで発信するのか。

このブログは財務分析や会計に関する情報を発信するために、立ち上げているサイトです。一方で、企業活動をする上でITという視点を抜きにすることはできません。そこで、ITに関する情報を発信させていただきたいと思います。私自身、IT業界に15年以上おり、国内外含め、ITインフラからアプリケーションまで関わってきた経験があるため、その時の経験も踏まえて情報発信させていただけたら、役に立つ方もいるのではないかと思って発信させていただいています。

【EC業界基本用語】この記事を読んでいただいたら分かること

現在、Web業界のオンライン通販の長といえばAmazonが思い浮かぶと思いますが、そんなAmazonが取り入れてる指標が英語のブログで書かれてましたので、取り上げたいと思います。このブログを読んでいただくことで、世界で一番大きなオンライン通販事業者のAmazonのKPIについて記載したいと思います。

【EC業界基本用語】基本の3つの用語

初めに、3つの用語があるという事について説明します。今回、知っていただきたいのは、下の3つです。

GV : Glance Viewの略。商品のページを見られた回数。

SI : Search Impressionの略。検索や広告などで商品が出てきた回数。

CVR : Conversion Rateの略。商品ページを見た顧客が、商品を購入した割合。

上記の言葉をビジネス上の指標として使っているようですので、その用語について、それぞれの解説を書きたいと思います。

【EC業界基本用語】を解説

それぞれの用語について、解説します。

GV、SIとは

基本的には、SIが先に来る用語でしょう。Search Impression(SI)とは、「検索印象」といわれるだけあり、皆さんが検索をかけて出てきたときに、引っかかってきたものや、広告などを通して、表示された商品を指しています。そして、欲しい標品が表示されたときに、さらに詳細を見るために、商品をクリックすると商品情報のページに飛ぶと思いますが、このワンクリックの回数をGlance View(GV)と呼ばれています。

GVRはどこでも使われる用語

GVRについては、どこでも使われている一般的な用語になっていますが、Conversion Rate(変換の割合)といいます。何が変換されるかというと、顧客が商品を見てから購入に変換した人の割合という意味で、Conversionが使われています。具体的な数式としては。以下の通りです。

CVR = 購入回数 ÷ GV

上記のように、計算されますので、GVの方が必ず大きくなります。

それぞれの言葉の関係のイメージ

この3つの言葉について、簡単にイメージにまとめてみました。もちろん、様々な方法で見ることがありますので、SI→GV→CVRという形ではなく、いきなりリンクから商品ページに行くこともあることなどはご了承ください。大枠を説明します。

商品をオンライン通販で購入する場合は、一般的に以下の通り、「商品を検索(SI)し、その商品の詳細を見て(GV)、購入するか考えて、購入する(CVR)」という順に数は少なくなります。

上記のような考え方は、一般的な商品も同じです。例えば、スーパーのイオンを考えます。商品を買いにお店に行くと、目に入るものすべてがSIになります。様々な商品を見る中で、お店に入り、試着や試食、形のチェック、大きさの確認などをするでしょう。基本的にはこの行動はすべてGVです。さらに、そこから購入を決める人はかなり減るでしょう。この購入する人の割合がCVRといいます。

商品を購入していただく際に考えるのは、実は店舗設計と変わりません。店舗設計では、できるだけ多くの商品を見ていただくために、入りやすい店舗づくり、目を引く店舗づくりをします。そして、購入いただけるように、商品の説明を店員が行うなどして、最終的に購入に至ってもらえるように努力をします。この流れはすべてにおいて同じで、最終的にどの部分にボトルネックがあるのかがわかれば、店舗の改善もしやすいでしょう。

ビジネスプランニングをする場合は、顧客に見てもらう工夫、興味を持ってもらう工夫、欲しいと思わせる工夫をうまく組み合わせていかなければ、売れないという事がどこでも同じだという事を理解いただけたと思います。

【EC業界基本用語】まとめ

今回は、ITをビジネスに活かそうという視点で、GV、SI、CVRの意味を解説しつつ、どのようにビジネスでで利用するのかを書きました。今後、経営学を学ぶ方や、MBAを取る方にとって、最低限ITの知識はビジネス上の戦略や戦術の方向性に大きな影響を持ちます。特に、通販は非常に重要なマーケティングツールにどんどんなっていきますので、学び続けることをお勧めします。難しい場合は、何度か読み直すか、さらに調べてみることをお勧めします。

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