【ファブレス企業を解説】知っておくべき半導体業界の常識

マーケティング

【ファブレス企業】このブログを読んでいただいたら分かること。

昨今、技術の革新が飛躍的に早くなり、製品のサイクルも併せて早くなる傾向にあります。そん中で、半導体業界を中心に「ファブレス企業」が誕生しました。このブログでは、そのファブレス企業の解説をし、さらに、ファブレス企業と対比される「ファウンドリ企業」とは何かを理解できるような簡単な解説をしたいと思います。このブログを通して、MBAなどでも、理解できる、使える単語が増えたらと思います。

【ファブレス企業】その歴史と意味

ファブレスとは、英語で、fablessと書き、fabricate(組み立て製造) + less(しない)という言葉から生まれた造語です。ファブレス企業とは、半導体の設計をのみを行い、製造は全てアウトソーシングするモデルの企業のことを指します。

歴史的には、半導体の製造は、設計と製造を両方とも行う統合デバイスメーカー(IDM: Integrated Device Manufacturer)が主流でした。半導体産業が産まれて盛んになり始めた後、1980年あたりから生産の方式が変わり始めます。

生産量が増えると、工場などの大きな設備投資が必要であり、特に半導体製造をする機器は数百億円、数千億円の非常に大きな投資になります。もし完成品の販売が少なく、工場の稼働率が下がれば、投資した金額の回収が難しくなります。そのリスクが大きいため、製造に特化したファウンドリ企業(Foundry company)が生まれ、同時に設計に特化し、製造はアウトソーシングするファブレス企業が生まれました。

ファブレス企業の有名な会社としては、Apple、クアルコム、Nvidia、AMPなどがあります。また、ファウンドリとしては、台湾最大手のTSMC、Globalfoundariesなどがあります。今も統合デバイスメーカーを続けているのは、インテル、IBM、富士通、サムスンがあります。

【ファブレス企業】メリットとデメリット

ファブレス企業には、メリット、デメリットがありますので、下に上げていきたいと思います。

メリット

・製造時の工場稼動率が小さいことのリスクが回避できる。

・自社で設備投資を持たなくて済むので、コストを抑えられる可能性が上がる。

・設備を持たなくて良いので、技術革新による既存半導体製造設備の陳腐化のリスクを回避できる。

・製造に特化したノウハウを利用できる。

・製造のための設備準備の時間を短縮でき、完成品の商品化を早められる。

・商品の方針転換をする際に、既存設備の状況に縛られずに方針転換が可能になる。

・自社の得意な分野によりリソースを集中できる。

デメリット

・自社で製造するノウハウの蓄積ができない。

・大量生産になる場合、コストメリットが出ない可能性もある。

・製造会社の品質管理などがより困難になる。

・ファウンドリ企業が複数社を請け負うため、社外に情報漏洩リスクを抱えることになる。

・革新的な製造手法を作る機会を失うので、製造時での差別化が難しくなる。

メリットとデメリットをあげました。メリット、デメリットは、その時のファブレス企業とファウンドリ企業の力関係も大きく関係してきますし、競合の発注先への力関係も重要になります。企業分析を行う場合は、その力関係も意識して調べてみましょう。

【ファブレス企業】まとめ

今回は自社で製造を行わないファブレス企業について書きました。企業が自社に設備を持つべきなのかは、ビジネスを行う上での非常に基本的な考え方であり、資産を保有しない考え方は、IT業界ではクラウドサービスも実は同じ考え方です。今後も、ビジネス用語などに書いていきたいと思います。

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