【在宅環境で簡単に懇親会】ニューノーマルに対応したサービス
私は外資系企業で、50名くらいのチームのマネージャーをしています。今までは、普通に会社に出勤して仕事をしていましたが、このコロナウイルスの影響による在宅勤務推奨の環境下で出社する社員も90％以上在宅勤務をしている状態です。毎年、社員懇親会を開いていたのですが、それも今年は出来なくなり、どうしようかと思っていたところ、フードデリバリーサービスを見つけました。
本記事では、そんなフードデリバリーサービスを利用したメリット、デメリットについて書きつつ、マネージャーとして意識して臨んで良かった点などについて書きたいと思います。
【在宅環境で簡単に懇親会】在宅環境で起こる孤独感
始めに、フードデリバリーサービスを利用する上で、触れておきたいのが、在宅環境（テレワーク、リモートワーク）での社員のストレスの状況です。普段、何気ないことで会話が出来ていなのに、突然、会話が出来なくなり、ちょっとしたことを話せなくなってしまっている人が大勢います。
様々なアンケートの中にも、リモート環境下での、「部下のストレスが心配だ」、「社員のモチベーションが保てない」、「コロナ鬱になっていないか心配だ」、「上司に相談しにくくなった」などの声が多数出ています。
このように、上司と部下はそれぞれ、同じ不安を抱えているにもかかわらず、それを上手く改善できていないのが現状です。そこで私が経験したリモートワーク下での懇親会の行い方について、ここから書いていきます。
【在宅環境で簡単に懇親会】nonpiを使うメリット・デメリット
紹介したいのは、nonpiという企業が提供する「FOOD BOX」というサービスです。これは、nonpiが提供する各社員宅への宅配を行ってくれるフードデリバリーサービスで、飲み会1回分くらいの価格でリモート懇親会ができるというサービスです。配送も、リンクを社員に渡せば、住所登録を自分でしてもらえるので、人事的な観点で住所を知ることが出来ない企業でも利用できます。
飲み物も選べますので、お酒が飲めない方も安心です。では、企業的な観点で、このサービスを使うと何が良いのか、少し懸念があるのかについて書きます。
①メリット
このサービスのメリットは、「社員が経費精算しなくて良い」という点と、「飲み物を選べる」、「住所を知らなくてよいので、手間が少ない」という点でしょう。特に、現在では、働く場所も多様になり、住所の入力ミスなどが出ます。社員の飲み物も希望を募る必要もありません。社員が経費精算するという事もなく、あとで、「これって飲み会の分の清算？」なんて、経理から突っ込まれることもありません。そういった、企業として飲み会をするために発生する懸念が非常に小さくなるサービスなのです。
そして、メリットと感じるか分かりませんが、同じ食べ物を食べながら、食べ物について語る等の事もできるのは一体感を増すという点でも良いと思います。
②デメリット
このサービス1個だけデメリットを上げるとすると、普通の飲み会よりはちょっとだけ割高です。各家庭に配送するため、当然、価格的には少しだけ上がります。ただ、今後は、大量発注などで規模の経済が働き、経験曲線効果も相まって働けば、長期的には安くなっていくのではないかと思います。
【在宅環境で簡単に懇親会】堅苦しくない飲み会を
リモートワークでの飲み会で意識するべきことは、温度感が伝わりにくいので、会話が堅くなりがちという点です。そこで、堅苦しくない飲み会をするために、上司や司会は、いつも以上に、「リアクション大きく、明るく」ふるまう事で、飲み会の雰囲気を良くしていきましょう。
私が、飲み会で行ったスケジュールは、以下の通りです。リモートワークで使うオンライン会議システムは、Teams、Zoomなど、企業で使っているもので良いと思います。
開始の挨拶と乾杯 2分
1年間の振り返り（食べながら） 10分
各チームに分かれての懇親（各チーム5名程度） 45分
休憩 5分
各チームに分かれての懇親（各チーム5名程度） 45分
最後に、皆さんへの上司からのメッセージ 5分
合計112分（おおよそ2時間）
1年間の振り返りなどは、企業によっては、表彰などの時間にしても良いかもしれません。リモート環境では、隣の人と話したりという事が出来ないので、早めに切り上げて、各チームで懇親できる形にしましょう。
チームの編成については、ランダムで選んでも良いですし、チームごとに分けても良いのですが、5名前後がお勧めです。理由としては、6名以上になってくると、会話が非常にしにくいためです。
【在宅環境で簡単に懇親会】上司が伝えるべきメッセージ
最後に、リモートワークでは、部下とのコミュニケーションが減ることから、飲み会ではしっかりと、皆へのメッセージを伝えることが重要だと思っています。私が毎回皆さんに伝えているメッセージを紹介します。みんなの前で話すのが苦手な方は、参考にしてみてください。基本的には、前向きな話をすることがポイントです。
本日は、皆さん、楽しい時間をありがとうございました。リモートワークの環境下で、働き方も変わる中、皆さんの支援なく、この1年を乗り切ることはできませんでした。来年は○○を行う予定であり、さらにチャレンジの多い年になると思いますが、このメンバーでしっかり乗り切っていけたらと思いますので、皆で、日々成長していきましょう！最後に、もう一度言わせていただきます。本日は楽しい時間をありがとうございまいした。
そのまま飲み会を続けたい方は、続けても良いと思いますが、リモート飲み会は終わりが作りにくいため、気をつけて飲みましょう。私は、1次会できっぱりやめて、その後勉強などをしています。
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